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コラム

追加の金融緩和


皆様こんにちは。

台風15号が日本を襲ってから約2週間程経ちましたが、千葉の方では未だに停電から復旧していない地域が沢山あります。
東京電力の方々には、大変かとは存じますが、少しでも早い復旧を願うと共に、被災された方々はお身体に気をつけていただき、復旧までの無事をお祈り申し上げます。

話は変わりますが、一昨日、日銀の黒田総裁が記者会見を開きました。

黒田総裁は記者会見で、日本が長年に渡り続けている金融緩和を、更に追加で緩和をしていく意志を見せました。

2001年に『量的金融緩和政策』が開始されてからは、2010年に『包括的な金融緩和政策』が、
2013年には『量的・質的金融緩和政策』が、そして2016年には『マイナス金利政策』が開始されました。

様々な金融政策が行われてきていますが、その政策によって日本経済が良くなっているかと言うと、
目に見えて良くなっているとは言えないような気がします。

しかし、追加で金融緩和をせず、欧米の中央銀行が金融緩和を拡大していくと、円高圧力は強まります。
円高が進むということは、日本は輸出主導型なので、必然的に追加緩和に動かなければいけません。

さらに、日銀がマイナス金利拡大に踏み切ると、銀行は収益が減ってしまう為『口座維持手数料』なるものの導入を検討するそうです。

こういったニュースを見ていると、これからの日本経済が物凄く心配になってきます。
国の経済が安定していなければ、個人の資産や国から受け取れるはずの年金なども安定しないのは当然のことです。

これからは国に頼らず、各個人でしっかり準備をし、自分で自分の身を守っていかなければいけません。